葉緑素に心配はないか

新聞で、ある大学の先生が葉緑素を実験動物に投与したところ、いろいろ悪い症状が出てきた、という記事を読んだことがあります。
この実験に使われたのは、葉緑素は葉緑素でも、自然の葉緑素のクロロフィルではなく、複雑な化学操作を加えて吸収しやすい形にした「クロロフィリン」という人口の葉緑素です。
人工と聞いただけで、ちょっと怪しいと感じてしまうのは、自分の職業病かもしれませんが、実際あまりよろしくないようです。

クロロフィルは油溶性で水に溶けず体への吸収が悪いため、アルカリで加水分解して水溶性にして、体内で吸収されやすくしたものがクロロフィリンなんですね。
それが”有害”だとすれば、それはクロロフィリンが吸収されすぎてしまうほか、植物の粗抽出物を強アルカリで鹸化し、酸で沈殿して精製するため、分子構造的に酸化・還元に預かる側鎖は破壊され、脂質性はなくなりラジカル性もなくなってしまうため、天然のクロロフィルの利点が失われてしまうことが要因でしょう。

しかし、自然の葉緑素は、動物の体にはほとんど吸収されない形になっています。
その代わりと言ってはなんですが、体内に摂取されたダイオキシンや、有害ミネラルのカドミウム、鉛などの物質を吸着して体外に自らと一緒に排出させる解毒作用を持っています。
他にも血管内のコレステロールを吸着する働きがあるため、コレステロールを抑えて、血液の流れを良くする働きもあります。

また、自然の葉緑素が有害でないことは、牛や馬、やぎ、うさぎなどが青草だけで生きており、体が弱っている動物も青草(青汁)を摂取すれば、健康を回復することからもわかります。
上記の実験は、天然の葉緑素や青汁が危険だということを示すものではなくて、人工の手が加わると危険を伴うことがあることを教えるものだといっていいでしょう。
化学の進歩によって様々な栄養成分の詳細が解明され、利用されやすくなってきましたが、弊害が発生することもあるということを忘れてはいけませんね。

それに、青汁を飲む目的は、葉緑素うんぬんだけにあるのではありません。
なんと言っても、第一のねらいは摂取する栄養の改善です。
青汁の中には、各種の栄養分が理想的な形で含まれているのですから、詳細不明の”葉緑素の害”とやらに惑わされて、これを見捨てるのは、全く惜しいことです。
当サイトでは、多くの青汁を色々な条件でランキング付けしてますので、ご自身が摂りたい栄養素に合わせてピッタリくる青汁を見つけてくださいね。

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