大麦若葉の青汁に含まれる葉緑素の驚異

食物繊維が生活習慣病を予防したり、改善したりするのに役に立つことはわかったけど、でも、食物繊維入りの機能性食品をとれば、なにも大麦若葉の青汁にしなくてもいいのでは・・・。
こんな疑問をもたなかったでしょうか。

食物繊維は薬ではありません。
この病気にはこれさえ飲んでいれば安心という薬とは違います。
そのため、副作用の心配はありません。
では、食物繊維ならなんでもいいのでしょうか。

確かに、これまで食物繊維の持つすばらしい効能について説明してきました。
ある一面では当たっていますが、それがすべてではないのです。
大麦若葉には、食物繊維以外にもさまざまな栄養素がバランスよく含まれ、そして葉緑素が重要な働きをします。
「青汁がダイオキシンから体を守る」でお話したように福岡県保健環境研究所のダイオキシンの動物実験でも、食物繊維と葉緑素を与えて、ダイオキシンの高い排出効果が明らかになっているのです。

ちなみに、大麦若葉の「青汁」100グラム中には食物繊維が52.1グラム、葉緑素が630ミリグラム含まれています。
葉緑素は、光合成を行う植物に広く見られる緑色の色素で、クロロフィルともいいます。

緑色の濃い野菜や植物の葉の素で、「緑の血液」と呼ばれてきました。
クロロフィルをアルカリ加水分解したのが薬用に使われるクロロフィリンで、水溶性の濃い緑色の結晶粉末をしています。

クロロフィリンは毒性はなく、歯みがきの着色剤、防臭・脱臭などにも使用されます。
薬理的な効果としては、組織細胞に対する成長促進作用があるので、傷口の清浄、肉芽の増生、表皮の形成に良いとされます。
切り傷や火傷、腫瘍、皮膚炎などに飲んだり、直接塗って用いられるのです。
国立健康栄養研究所の実験で、葉緑素がコレステロール値を下げることが確かめられています。

それでは具体的に、葉緑素に富む大麦若葉の「青汁」がどのように生活習慣病に対して威力を発揮するのか見てみましょう。

①高血圧・脳卒中
高血圧の原因はいくつかありますが、血液中のコレステロールを下げることが必要です。
大麦若葉の「青汁」にはヘクサコシルアルコールが含まれています。
この物質が腸からコレステロールの吸収を阻害する働きがあるのです。

また、コレステロール値の高い患者向けの治療薬に用いられているβ-シトステロールも含まれており、血液中のコレステロールを下げる役割を果たしています。
青汁には天然のカリウムが多く含まれています。
高血圧は、血管が狭くなるために高い圧がかかりますが、カリウムには血管を広げる働きがあります。
高血圧治療で用いられる塩化カリウムは、そうした血管の拡張作用があるためです。
化学的につくられた塩化カリウムに比べて天然のカリウムは体にやさしく、副作用の心配もなく、高い効果を得られます。

青汁を毎日飲んでいれば高血圧を抑えることができ、そのため高血圧が引き金となって起こる脳卒中などの疾患から身を守ることができるのです。

②心臓疾患
運動したあとなどではカリウムの血中濃度が下がり、かわりにナトリウム濃度が上昇します。
さまざまな心因的なストレスによってもカリウム濃度は下がるのです。
このため、心臓にストレスがかかったり、疲労すると、円滑に動かなくなってしまいます。
心臓が毎日24時間、休むことなく動いているのは心筋という筋肉のおかげです。

心筋をはじめ筋肉の必須栄養素がカリウムなのです。
ところが、私たちはカリウムの摂取が驚くほど低いのです。
狭心症や心筋梗塞、心筋症、心膜炎など、心臓の病気は死に至る危険性が常にあります。
これを防ぐには、カリウムを常日ごろからとるように心がけておかなければなりません。

心臓から大動脈に送り出された血液の約5%が、すぐに細い冠状動脈に入って心臓の壁に分布します。
この動脈に血流が不足したり、硬化して起こるのが冠状動脈硬化症(虚血性心疾患)です。
原因はまだはっきりと解明されていませんが、高血圧の人ばかりではなく、低血圧の人にも発症し、動物性脂肪のとりすぎや肥満、糖尿病などにも関係があるとみられています。
なかでも、冠状動脈の血流不足が却分以上続いて、心臓の壁の一部の細胞が壊死したのが心筋梗塞です。
三大生活習慣病の一つとされ、非常に危険な病気といえます。

これを予防するには、冠状動脈をふさぐ老廃物を血液中に増やさないことです。
大麦若葉の青汁には、この老廃物を溶かしてしまう働きがあることが確認されています。

③ガン
わが国で1981年(昭和56年)以降死因のトップを占めているのがガンです。
1年間に25万人以上の人がガンで命を落としています。
治療法は日進月歩しているとはいえ、決定的な治療法はまだ未解明なままです。

ガンについては、多くの研究・解説がなされていますので、ここでは簡単にとどめますが、体の一部の細胞が全体の調和を乱し、かつてに分裂をくり返し大きな組織になるのが腫瘍で、良性と悪性があります。
良性腫瘍は周囲の組織を圧迫するだけですが、悪性腫瘍は圧迫のほかに組織を浸潤する(周囲の組織に入り込む)性質があります。

細胞がガン化する要因として突然変異、発ガン性化学物質(焼き魚の焦げ、一部の食品添加物、ダイオキシンなど)、紫外線、ウイルスなどが考えられています。
大麦若葉の「青汁」に含まれているペルオキシダーゼは、細胞がガン化するのを防ぐ効果があることがわかっています。
さらに、ガン予防の注意事項として広く認められているものに、ビタミンA、C、Eと繊維質を多くとることが推奨されています。

大麦若葉の青汁には、これら天然の栄養素がふんだんに含まれていることをつけ加えておきます。

④糖尿病
「ぜいたく病」とか「不治の病」といわれる糖尿病ですが、血管障害などを併発して重篤な結果を招きます。
糖尿病は膵臓でつくられるインスリンの不足が原因で、血液中の糖濃度が高くなります。
これが高血糖で、腎臓で再吸収されなかった糖が尿と一緒に排泄されるのです。

糖尿病の治療にはインスリン注射が行われますが、このインスリンと同じような働きが大麦若葉の青汁にあることが動物実験などで確かめられています。
青汁を摂取させると、血糖値が格段に低下しているのです。

⑤肝臓病
肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、病気になってもなかなか症状が出にくいのが特徴です。
だるい、疲れやすい、食欲がないといったのが初期症状で、病院で検査したら肝臓障害が見られたといったことがよくあります。
肝機能検査としてGOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)やGPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)が標準的な指標になっています。
GOTとGPTはともに、肝細胞に特に多く含まれる酵素で、肝臓がなんらかの障害を受けると、傷ついた肝細胞から血液中に流れ出します。
このためGOTとGPTの数値は、肝臓に障害があると、通常よりも高くなるのです。

ここに1つの動物実験があります。
ラットを2つのグループに分け、1つのグループには大麦若葉の青汁を14日間投与し、もう1つのグループにはなにも投与しませんでした。
いずれのグループにも四塩化炭素を腹腔内に投与し、肝炎を誘発させたのです。
24時間後に採血し、血液生化学的検査を行うとともに肝臓の病理学的検査を実施しました。
その結果、大麦若葉の青汁を投与したグループでは投与しなかったグループに比べて、GOTが約3分の1、GPTが約4分の1に減少していたのです。

さらに、肝臓SOD活性も測定しました。
SODはスーパーオキサイドディスムターゼのことで、ストレスや有害物質、病気などが原因で発生する活性酸素を分解して無害にする酵素です。
大麦若葉の「青汁」には、活性酵素を除去する働きのあるSODがふんだんに含まれ、肝臓SOD活性は、投与しなかったグループに比べて1.7倍も高くなっていました。

⑥ア卜ピー性皮膚炎
20~30年ぐらい前まではほとんど聞いたことのなかったような病気にかかる人が増えてきました。
アトピー性皮膚炎もその一つで、乳幼児から小児、成人まで幅広くかかり、なかなか治りにくい病気となっています。
全身の皮膚が乾燥気味になり、湿疹に見舞われ、かゆみが強いのが特徴です。
花粉症やぜんそく、じんましんなどのアレルギー性疾患と関係があるといわれています。

アトピー性皮膚炎の原因はまだ詳しくはわかっていませんが、遺伝体質、食べ物やハウスダスト(じゅうたんのホコリやダニなどてストレスなどが複雑にからみ合って発生するとみられています。
このやっかいなアトピー性皮膚炎にも、大麦若葉の青汁が大変効果があります。
葉緑素が元来もっている、組織細胞に対する成長促進作用があるからです。

実際に、大麦若葉の青汁を飲み続けていたら、アレルギーが消え、アトピーが治ったという報告が寄せられています。
以上のように、食物繊維や葉緑素をはじめ多くの栄養成分が含まれている大麦若葉の青汁は、生活習慣病やアトピー性皮膚炎などにも大変有効なことが明らかになっています。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ